子供たち力走!台東育英小学校のマラソン大会

台東区立台東育英小学校では、1月中旬の土曜日にマラソン大会が開かれます。

子供たちが学校を飛び出して町の中を走り抜ける姿は、我が町の厳冬期の風物詩ともなっているのです。

子供たちが走るイラストの画像。
【昭和初期の年賀状。】

マラソン大会が始まったのは10年ほど前のことでした。

全国調査で東京都や台東区の小学生の基礎体力が著しく低いとする各種調査結果や報道を受けて、これを憂えた当時の校長が提案して始まったと聞いています。

さて、競技は午前9時40分頃に4年生女子スタートから始まり、続いて4年生男子、3年生女子、3年生男子、1年生女子、1年生男子、2年生女子、2年生男子、5年生女子、5年生男子、6年生女子、6年生男子の順に行ってきました。

また、走る距離も学年ごとに異なっています。

マラソン大会の走路図の画像。
【走路図です。北(鳥越神社側)が画面の右側です。】

1・2年生 校庭2週 + 外コース1周 + 校庭半周 約  575m

3・4年生 校庭3周 + 外コース2周 + 校庭半周 約1,050ⅿ

5・6年生 校庭3周 + 外コース3周 + 校庭半周 約1,450ⅿ

マラソン大会が開催される1月は、例年インフルエンザなどの流行性感冒の多い時期に当たっているので、健康管理にはいくつかの対策がなされて感染防止が徹底されてきました。

まず、マラソン大会前日には校医による事前健康診断が行われて、参加には校医の了承が必要となっています。

さらに、実施日前3日間と後1日の体温などを記載する「健康チェック」が配布されて、子供たちの体調の変化を見落としません。

そして、「健康チェック」の当日部分が「マラソン大会申込書」になっていて、参加できるかできないかを記入して押印する仕組みになっています。

マラソン大会が行われた結果、台東育英小学校から優秀な陸上の中長距離選手を生み出してきました。

この大会前になると、学校周辺だけでなく、隅田川テラスなどでも練習する子供の姿が見られるようになっています。

運動の苦手な子供にとってはつらいイベントですが、運動が得意な子供にとっては、全学年の先生と生徒だけでなく、保護者や地域の方々も注目する晴れ舞台となっているのです。

このようなマラソン大会(持久走大会)は、台東区内だけでなく、多くの小学校でも実施しています。

校庭から町に出るコースを取る場合が多く、PTA役員や保護者、さらには地域の方々が警戒や交通整理などで協力して子供たちを見守っていると聞き及んでいます。

こうした協力があってはじめて、子供たちは自分たちの町を 力いっぱい駆け抜けることができるのです。

こうしてマラソン大会は、地域と子供たちをつなぐ大切なイベントとなっているのです。

また、台東育英小学校ではマラソン大会と合わせて書初め展を学校内ワークスペースで開催しています。

ことらも併せてご覧いただけると子供たちの学校生活の様子が生き生きと伝わってきて見逃せません。

私たちの町の小学生は、さまざまな学校行事を通じて成長していきます。入学式にはじまり、写生大会町探検七夕運動会、遠足、学芸会と音楽会、席書会、そして修学旅行と卒業式。

そして六年間で様々な体験をして大人になて行く子供たちを、町のみんなで見守っているのです。鳥蔵柳浅では、子供たちの地域学習と、それを支える町のみなさんを応援しています。

また、トコトコ鳥蔵では、みなさんのメッセージをお待ちしています。ご意見、ご感想など、どんどんお寄せください!

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