東京都公立学校美術展覧会に行ってきました

今回ご紹介するのは東京・上野の東京都美術館で開催された「東京都公立学校美術展覧会」をご紹介します。

東京都公立学校美術展覧会は東京都教育委員会が主催、東京都の公立小学校、中学校、義務教育学校、高等学校及び特別支援学校の児童・生徒の代表作品が、校種を越えて一堂に会する展覧会です。

展覧会のパンフレットの画像。
展覧会のパンフレット

展示の構成は、学校の種類ごと、展示する作品を作成した授業ごとに三つの展示会場に大きく分けて、その中で自治体単位にコーナーを設けて展示しています。

具体的に種類は以下のようになっています。

第1展示室:小学校と義務教育学校の図画工作

第2展示室:中学校と義務教育学校および中等教育学校の美術・書写

第3展示室:小学校と義務教育学校の家庭・書写

中学校と義務教育学校、中等教育学校の技術・家庭

高等学校と中等教育学校の美術・工芸

特別支援学校の図画工作・美術

東京都にはたくさんの公立学校があり、多くの児童・生徒が通っています。

その数は合わせて2,144校、580,786人【内訳 小学校:1273校、児童数:580,786人、中学校:610校、生徒数:223,216人、義務教育学校:7校、5,977人、高等学校:186校、生徒数:135,741人、通信制高等学校:3校、生徒数:1,516人、中等教育学校:6校、5,613人、特別支援学校:62校、12,732人(東京都平成30年度公立学校統計調査報告による)】。

ちなみに、義務教育学校とはいわゆる小中一貫校のこと、中等教育学校とはいわゆる中高一貫校を指しています。

これらの子供たちが、学校の図画工作や家庭、美術や書写の授業で取り組んだ力作の中から優れたものを選んで展示する、いうなれば東京都の公立学校全部の文化祭です。

第69回を迎えた令和元年度は、令和二年(2020)2月13日~2月19日(2月17日は休館)午前9時30分~午後5時30分(入場は午後5時まで)、最終日は午後2時まで(入場は午後1時30分まで)でした。

ちなみに、例年同じ時期の開催となっているようです。

会場には出品者の保護者や祖父母と思われる方々が多数来場されていました。

会場のそこここで、立ち止まってじっくりと鑑賞される姿が多く見られました。きっと作品を通じて子供たちの成長を実感しておられるのでしょう。

一部の作品は、会場の壁面からはみ出るほどの勢いがあり、子供たちの情熱がまるで作品から湧き出てくるかのようで、会場は楽しい雰囲気に包まれていました。

なお、隣の会場では「台東区小中学校連合作品展」が開催されています。ぜひこちらもご覧ください。

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