「新春浅草刀剣まつり」に行ってみた  

日本刀ってかっこいいですよね!

お気に入りの日本刀を、じっくりゆっくり見れるってすばらしいです。

そんなイベントが、我が町が誇る研師 長岡靖昌先生のおススメの「新春浅草刀剣まつり」。

行ってみると、会場はゆったりと日本刀をみたり、お話を聞けたりする素晴らしいイベントだったのです!

それでは会場の様子をレポートしましたので、ご覧ください。

長岡日本刀研磨所 目次①長岡日本刀研磨所に行ってみました /  番外編:1「大刀剣市」に行ってみた番外編:2「新春浅草刀剣まつり」に行ってみた

正月明けの1月11日、浅草の東京都立産業貿易センター台東館5階で行われる「新春浅草刀剣まつり」に行ってきました。

2019年からはじまった「新春浅草刀剣まつり」は、1月10日・11日の二日間開催され、およそ12店が参加する日本刀のお祭りです。

新橋の「大刀剣市」はものすごい人と熱気で、会場は独特の緊張感がみなぎっていました。

それに対してこの刀剣まつりは人も多くなく、ゆっくりと日本刀を見ることができるのが嬉しいところ。

また、比較的お手ごろな価格の日本刀が多いうえに お店の方との距離感が近いので、説明もじっくり聞くことができるのです。

お客さんも若い方の割合が多く、中でも女性が目に付く印象でした。

どこかのんびりした雰囲気に包まれる会場ですが、一番奥にある特設ステージでの演目が始まると、雰囲気が少し変わります。

この特設ステージでは、居合道の演武や剣舞のみならず、古式鉄砲術が披露されるのが、刀剣まつりの大きな魅力の一つです。

残念ながら時間が合わず居合演武は見れませんでしたが、古式鉄砲術はじっくり見ることができました。

室内なので実弾発射はできませんでしたが、終了後に鉄砲を解体して見せてくださったり、実際に手に取らせてくれるなど、ビックリの体験ができました。

まずは、火縄銃が思ったよりずっと重かったのにびっくり!

さらに、師範の実射体験談も素晴らしかったうえに、銃身の中まで覗かせていただいけたのです。

とくに、見事に磨き上げられた銃身の内面は不思議な光沢に包まれて、まるで違う世界が見えているかのようで、しばらく見惚れてしまいました。

そして私は、国友一貫斎が作った望遠鏡を思い出して、不思議な気分になりました。

国友一貫斎(1778~1840)は、江戸時代後期の鉄砲鍛冶・発明家。自作の望遠鏡で天体観測を行っています。

天体望遠鏡が作れるくらい精密精巧な技術、これこそが日本の鉄砲のみならず、ものづくり日本の礎となったのだろうと、大いに納得したところです。

また、初めて見る剣舞も素晴らしく、会場はかたずをのんで見守っていました。

私は浅香光代さんの剣舞からせりふ回しなどが入ったものをイメージしてたですが、それとはだいぶ違って、みなさんが素早く美しく動くのに目を見張ったのです。

さらに、女性二人(それと男性一人)がポニーテールを揺らしながら真剣を振るい舞う姿に見とれてしまったうえに、快く後ろ姿を撮影させてくださったのが何よりうれしかったです。

会場はおだやかな雰囲気で、真剣や刀装関連品のみならず、火縄銃など幅広く売られていました。

しかし、そんな中でもすごい刀もあったのです。

なかでも、長曾根虎徹と福岡一文字吉元、井上和泉守国貞の三振りは、素人の私にも強烈に印象に残りました。

わが町が誇る研師 長岡靖昌さんに勧められて行ってみた「新春浅草刀剣まつり」はゆっくりと日本刀の魅力を知ることができる 素晴らしいイベントでした。

みなさんもぜひ、足を運んでみてください。

長岡日本刀研磨所 目次①長岡日本刀研磨所に行ってみました / ②日本刀を手に入れるには? / ③日本刀を日本国外に送る方法 / ④中学生日本刀入門講座を開催しました / ④休眠していた日本刀を見てもらいました /⑤親子日本刀入門講座を開催! / 番外編:1「大刀剣市」に行ってみた番外編:2「新春浅草刀剣まつり」に行ってみた

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