台東区小中学校作品展に行ってきました

今回ご紹介するのは東京・上野の東京都美術館で開催された「台東区小中学校連合作品展」をご紹介します。

台東区小中学校連合作品展は台東区教育委員会が主催する展覧会で、今回の展覧会は、「広げよう私たちの世界」というテーマのもとに、台東区立の小学校と中学校の児童・生徒の代表作品が一堂に会しました。

展示の構成は、小中学校別、展示する作品を作成した授業ごとに分けて、その中で学校単位にコーナーを設けて展示しています。

具体的に見ると、小学校の図画工作・書写・家庭、中学校の美術・書写・技術と家庭の6種類に分けて展示されています。そのうち書写は、冬休みの宿題だった書初めや、年初めに学校で行った席書会での作品から選ばれた小学校と中学校の子供たちの力作が揃います。

台東区には地域ごとに区立の小中学校があり、多くの児童・生徒が通っています。その数は合わせて25校、580,786人【内訳 小学校:18校、児童数:6,414人、中学校:7校、生徒数:2,341人(平成23年度学校基本調査に基づく台東区区政データによる)】

これらの子供たちが、学校の図画工作や家庭、美術や書写の授業で取り組んだ力作の中から優れたものを選んで展示する、いわば台東区立小中学校全体の文化祭です。この展覧会は、秋口に不忍池畔で開催される台東区の子供たちによる舞台発表をあつめた「下町っ子祭り」、晩秋に行われる「台東中学校連合音楽会」と対になるものと言えます。

第72回を迎えた令和元年度は、令和二年(2020)2月13日~2月19日(2月17日は休館)午前9時30分~午後5時30分(入場は午後5時まで)でした。ちなみに、例年同じ時期の開催となっているようです。

同時期に隣の会場で開催される東京都教育委員会主催の「東京都公立学校美術展覧会」よりも3年早く始まっていることから、台東区では子供たちの文化教育が盛んなことが分かります。ですので、今回と同じ東京都美術館で夏に開催される「台東書道展」が大いに盛り上がることもうなずけます。

会場には出品者の保護者や祖父母と思われる方々が多数来場されていました。会場のそこここで、立ち止まってじっくりと鑑賞される姿が多く見られました。きっと作品を通じて子供たちの成長を実感しておられるのでしょう。会場は全体がほのぼのと楽しい雰囲気に包まれていました。

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