大嘗宮見物記 その3 名残惜しい大嘗宮

前回では大嘗宮を正面から見たところまでをお伝えしてきました。

今回は、見る角度を変えると不思議な光景が目に飛び込んできましたので、江戸城を退出するまでと合わせて記していきたいと思います。

【大嘗宮見物記 目次】その1:はるかなる大嘗宮への道 ・ その2:驚きの連続、大嘗宮 ・ その3:名残惜しい大嘗宮

大嘗宮を正面から回り込んで西側から見ると、宮の向こうに近代的なビル群が見えます。

古代と現在が同居するような、異なる時代が重なったような不思議な光景です。

さらに宮の裏手に回ると、少し様相が変わってきました。

ここまで前面が広々とした開放的な空間だったのに対して、木々が多数生い茂っているので、林越しに宮の建物群を見ることとなります。

それはまるで、宮が森の中にあるような感覚を覚えたのでした。

さらに、林の向うに見える板葺きの建物群は 幻想的で、感動すら覚えます。

名残を惜しみつつ大嘗宮を後にすると、左に巨大な天守台、右に宮内庁楽部桃華楽堂の個性的な建物を見ながら右手に折れて二の丸に降りていきます。

ちなみに、ここで左に折れて北桔橋門から北の丸公園に出ることもできるとのことでした。

最短距離は二の丸庭園を経ずに平川門から出るルートですが、ここは少し遠回りして秋も深まった二の丸庭園を通り抜けて三の丸に渡り、大手門から退出することにしました。

二の丸庭園は都心にあるとは思えないほど緑豊かで静かなところ、ぜひまた訪れてみたいと思うところです。

平川橋を渡ったところで確認すると、歩いた距離は約2㎞、所要時間は約1時間30分でした。

【大嘗宮見物記 目次】その1:はるかなる大嘗宮への道 ・ その2:驚きの連続、大嘗宮 ・ その3:名残惜しい大嘗宮

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