鏡開きで手抜き雑煮を作ってみた  鏡開き②

お正月と言えば鏡餅、そう思って飾っては見たものの、お正月明け処置に困ったことありませんか?

私の知り合いに、そのまま捨てちゃうなんて人がいましたが、それはもったいなすぎると思うのです。

そこで、私はいつも手抜きで雑煮を作ることにしています!

我が家のいい加減なレシピですが、何かの参考にしてもらえるとうれしいです。

鏡開き 目次①鏡開きとは? 仕事始めの伝統行事②鏡開きで手抜き雑煮を作ってみた

浦川一船「(正月の風俗)」(天保年間(1830~43))【部分】の画像。
【浦川一船「(正月の風俗)」天保年間(1830~43)【部分】 鏡餅がとにかく巨大です。餅切包丁できれるのでしょうか?絵画上の演出もあるのでしょうが、江戸の鏡餅は、ビックリするようなビッグサイズが多いようです。】

お正月の終わりを告げるのが鏡開き、お正月に飾った鏡餅を割って雑煮や汁粉にしてみんなで食べる行事です。

そこで、まずは鏡餅をどうする?からです。

狭い家で飾る場所もないので、ほんの少しの間 年初に餅を飾って、すぐに切って冷凍しておきました。

鏡餅ってすぐにカビちゃうので困るし、カビを削って餅を食べるのはものすごくわびしい気分になるうえに、硬い餅を削る時に手にケガするし、真空パックもごみ出るし・・・ということで、伝統からは少しずれますが、近年はこれが我が家のスタイルになっています。

今回は材料の種類を少なめにします。

というのも、野菜が高いのでケチってしまいました。

大根400gくらい(半分)、揚げ二枚、長ネギ一本、鶏むね肉350gくらい(1パック分)、かまぼこ(赤)1本を用意します。

江戸風ならば、これに人参と小松菜なんですが、それは正月にさんざ食べたので、少し変えることにしました。

また、我が家では沖縄風の豚雑煮も作るのですが、安売りしていたので今回は鶏にしました。

焼きあがった餅の画像。
【焼けた餅、焼き目がつくくらいしっかり焼くのが我が家流です。】

まず、冷凍庫から餅を出して、クッキングシートを引いたオーブントースターに置きます。

できれば自然解凍したいので、2時間くらい前に室温に置きました。

餅が汗をかくとカビる気がするので、濡れているようならクッキングペーパーで水分をふき取ります。

だしを600㏄用意、といっても今回は無添加の粉末だし、カツオにしました。

私は、ガツンと仕上げたいときはカツオ、じっくりしっとり仕上げたいときは昆布にしています。

このタイミングでトースタースタート、ゆっくり熱を通したいので、餅には上からアルミ箔をかぶせて焼きました。

そして、焼きあがる少し前にアルミ箔を外して焼き目を付けます。

鶏肉を一口大に切って、塩少々と酒を振って、軽くなじませて10分くらい置いておきます。

出来上がった鏡餅の雑煮の画像。
【出来上がった雑煮に、焼けた餅を入れて少し置きます。硬かった餅がしっとり仕上がります。】

大根の皮をむいてイチョウ切りに、長ネギは斜め切り、揚げは短冊に切ります。

だし汁をはった鍋を弱火にかけ、温たまったら大根、長ネギ、揚げを入れます。

ここまでで10分くらい、先ほどの鶏肉に片栗粉を小さじ1ほど入れてなじませます。

なじんだら、余分な水分を捨てて、鍋に投入します。

鍋に隙間を空けて蓋をかけて、材料が煮えるまでじっくり煮ました。

煮えたら火を落として味噌を溶き入れます。

我が家は白みそで、雑煮は味噌汁よりも少し味噌多めにします。

醤油をひとたらしして香りづけにゴマ油を少々ふって、なじませます。

だいたいこのタイミングで餅が焼けますので、鍋に焼けた餅を入れて蓋をしますが、火は付けずに余熱で置くと、5分ほどでカリカリだった餅が、しっとり柔らかくなります。

出来上がった雑煮の画像。
【出来上がった雑煮です】

仕上げに湯がいた大根葉(おまけでくれた)をちらし、一口大に切ったカマボコを添えて出来上がり。

柚子をひと切れ入れたいところですが、今回は忘れたのでなしです。

完成まで約30分でした。

出来上がった雑煮は おかげさまで大好評、みなさんペロリと平らげてくれました。

じつはこの雑煮、子供たちが大好きなうえにお手軽で経済的。

なので、お餅を安売りしているのを見かけると、お正月でなくても作っています。

普段から手抜きスタイルで作ってみることで、おせちなどの特別メニューも苦になりません。

みなさんもぜひトライしてみてください!

鏡開き 目次①鏡開きとは? 仕事始めの伝統行事②鏡開きで手抜き雑煮を作ってみた

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