青色申告に行ってみた(準備編)

ある日、家のポストに「令和元年分 確定申告のお知らせ」が入っていました。

見た瞬間、いやな汗が流れます。

今年もいよいよこの季節がやってきてしまいした。

すでに気分はダダ下がり、心が折れかけています。

しかしこれも国民の義務、やるしかないのだと言い聞かせて、申告の準備をします。

「確定申告のお知らせ」の画像。
「確定申告のお知らせ」です。
収入の多い少ないにかかわらず、個人事業主は青色申告する義務があります。

個人で事業をやってる人は、年に一回、2月17日から3月16日の申請期間(給与所得者と同じ期間)に所得税青色申告決算書 を提出して確定申告する義務があり(いわゆる青色申告)、これをしないと 最悪の場合、逮捕されます。

まずは領収書の束の整理から。

そういえば、忙しさにかまけてちょっぴりサボってたっけ、と思いながら見てみると、3月分から手つかず!私がサボっていた、私の信じられないほどのだらしなさが・・・それでも申告は止めちゃだめですね。

どうしよーとなっている私の画像。
経理は苦手、頭を抱えてしまいます。
それでも確定申告の義務があります。
だから、普段からサボらずコツコツと
するのが賢いとわかっていてもサボっちゃいます。

涙を流しながら領収書の束を整理します。

領収書は乱暴に袋へ放り込んだだけなので、かなりぐっちゃぐちゃ。

月別に並べて、さらに日付順に並べて、それでもかなり昔のことなのできれいさっぱり忘れています。

幸い、日記をつけているのでこれとチェックしながら手書きで現金出納帳をつけていきます。

これで丸三日!しかもエンドレスの再計算、数字ってどうしてこう合わないの?サボったツケは巨大です。

私の決算方法は、かつて税務署の講習で教わった方法やっています。

つまり、領収書をもらうと現金出納帳に記載して、それを科目別経費帳に転記します。

こうして整理したデータを月別総括集計表に記載します。

そこから損益計算書を作成して賃借対照表残高試算表を作ります。

この文章を書いている自分が読んで暗号みたいに思います。

それでも税務署講習のテキストをマニュアル代わりにしてなんとか作成しいきました。

税理士さんはもちろん、会計ソフトもケチって全部手計算です。

そしてケチったことをひどく後悔、せめて会計ソフト入れればよかった・・・と後悔するのでした。

青色申告の書類の画像。
青色申告の書類。分かり易く書いてくれているはずですが、なにせ難しい!

話しを戻しまして。なんとか現金出納帳ができました。

次は科目別経費帳に転記していきます。

これがなかなかの曲者。お客さん用のコーヒー豆代を消耗品費で計上していたり、雑費にしていたりと その時の考え方(けっして気分ではありません)で違っています。

税務署の講師さんは、そこまで細かく合わせなくてもいいとおっやっていたのですが・・・やっぱり怖いので合わせるように頑張ります。

あと、同じものでも接待交際費になったり消耗品費になったりするので(例えば、同じコーヒーでも来客用だと消耗品費、お中元だと接待交際費、という風に変えています)、内容を日記で確認して仕上げていきます。

もちろん、いっしょに現金出納帳の記載も直していくので、これがまたなかなか進みません。

しょんぼりする私の画像。
青色申告では一年間の事業の成績が
嫌でも見えてきます。
しょんぼりしてても始まらないのですが、
結構凹みます。

再びのエンドレスの計算、電卓ってこんなに丈夫!とか思いつつ、計算するたびに変わる数字の不思議に翻弄されます。

これも丸二日でなんとか仕上げました。

支出には5日間かかったのに、収入は10分で終了。

全部銀行振り込みというのもあるけど、あまりのことに涙が出てきます。

そして損益計算書の作成、もう倒れそうなくらいまっ赤です。

今年こそは頑張るからね、とかつぶやきながら、賃借対照表(私の場合はほとんど書くところがありません)と残高試算表も仕上げます。出るのはため息ばかりです。

数字が出そろったところで、税務署でもらってきた所得税青色申告決算書(一般用)に記載していきます。

なぜか緊張してしまうこの作業、終わると嫌な汗が流れます。

あっていると思うのだけど、念のため何度も見直して確認します。

例年ここまでやっても申告時に書き直しだったので、今年はうまくいってほしいものです。

ようやく準備ができました!いよいよ次は税務署に乗り込んで申請します。

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