隅田川テラスの夜を彩る橋のライトアップが冬バージョンになりました!
【隅田川橋梁群ライトアップ】①橋と東京スカイツリー、光の競演 / ②ライトアップ冬バージョン / ③永代橋ライトアップはじまる / 吾妻橋ライトアップはじまる
隅田川に架かる橋のライトアップ・カラーが冬バージョンになりました。
東京都は北は白鬚橋から南は工事中の築地大橋までの隅田川に架かる12の橋をライトアップする計画で、現在は駒形橋、厩橋、蔵前橋の夜間ライトアップを実施しています。
またライトアップ・カラーについては、橋の欄干部分を季節ごとに色彩を変化する演出が行われ、今回冬バージョンに変更されました。
ライトアップの時間は日没の15分後から23時00分までとなっています。
なお、2019年夏~秋バージョンは、蔵前橋が黄色、厩橋の橋梁が緑、駒形橋の橋梁が青で、いずれも橋梁のカラーリングを生かしたものなのだとか。
また、厩橋と駒形橋の欄干部分が赤青緑の三色でしたが、これはパラリンピックのシンボルカラーの赤、青、緑の三色にちなんだもの。
では、下流側から順次見てみましょう。
蔵前橋
蔵前橋は関東大震災からの復興事業で架橋された三連アーチ橋です。
建設当時は東洋一の美観とたたえられた洗練されたフォルムが光ります。
美しい三連アーチと密なトラス構造も、見どころの一つ。
厩橋
厩橋は、かつての「厩の渡し」に関東大震災からの復興事業で架橋された橋なのです。
橋上部のアーチ端部には馬のステンドグラスがはめ込まれて橋の美しさを際立たせていました。
無骨ともいえる頑強なアーチと優雅なステンドグラスが最大の見どころ。
駒形橋
駒形橋は、かつての「駒形の渡し」に関東大震災からの復興事業で架橋された橋です。
中央が橋上に大きなアーチ、その両側に橋下アーチを配する特徴ある構造で、橋の上に数多く設置されたライトはどれも大正モダニズムの流麗なデザインで、橋上に気品あふれる空間を作り出しているのです。
橋梁塗装工事中の吾妻橋はいよいよ工事完了が近づいてきました。
現在は工事用の足場に囲まれていますが、2020年3月には工事が終わり、赤い橋が姿を現すことでしょう。
個人的にも、名建築の誉れ高い吾妻橋の雄姿を心待ちにしています。
少し足を延ばして、隅田川を下ってみましょう。
省エネタイプライトによってライトアップされた新大橋も耐震工事中ですが、見事な夜景を見せてくれます(午後9時までライトアップ)。
また、重要文化財の清洲橋も、現在工事中で完成予定は東京五輪年の2020年の3月です。
また、隅田川対岸の万年橋もライトアップが完了しています。
新大橋 清洲橋 万年橋
ライトアップされた3橋とその周辺は、スカイツリーと光の競演で華やいで、まるで光の海のようです。
みなさんもこの機会に、夜の隅田川テラスを散歩してみませんか?
なお、隅田川沿いは遮る物がなく、風が強く吹き抜けて寒さが厳しいことが多くあります。
みなさん十分な備えをして隅田川テラスにお出で下さい。
この記事を執筆するにあたって、東京都建設局 報道発表資料(2019年8月9日)を参考にしました。
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