東京・台東区小島2丁目の幸楽です。
昭和30年後半の建物で、このお店もそのころから営業しているそうです。
今のご主人になっておよそ50年。
名物ナシゴレンで有名なこのお店、テレビなどにも出演多数、みんなに愛される町中華なのです。
この建物の側面にまわると、何とも不思議な感じがします。
幸楽の冷蔵庫があるのも味わい深いですが、手前から入る細い路地の奥には もう一つの玄関が。
じつはこの建物はアパートで、2階への入り口があるのです。
手すり代わりの板や木枠の窓など、ほとんど手を加えていないように思います。
そして、なんといっても、この建物の最大の魅力は圧倒的な存在感でしょう。
道にイスとテーブルを並べて食べるお客さんたちの姿をみると、ここがアジアの一角であることを教えてくれます。
いまや町のランドマーク、みんなに愛される存在です。
この店のたたずまいが 長く残るよう祈らずにはおれません。
(2023年4月12日初出)
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