「身延山久遠寺」川瀬巴水(昭和5年)

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【「身延山久遠寺」〔部分〕川瀬巴水(渡辺版画店、昭和5年)国立国会図書館デジタルコレクション】

日蓮宗の総本山 身延山久遠寺の祖師堂の夏を描いた作品です。

青空と山の緑、そして御堂の朱が、見事なコントラストを生み出しています。

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【明治時代後期の身延山久遠寺祖師堂『日本之名勝 3版』史伝編纂所 編集・発行1901 国立国会図書館デジタルコレクション 】

ここで、明治時代後期の身延山久遠寺 祖師堂をみてみましょう。

身延山はたびたび火災により伽藍を焼失しており、この祖師堂は明治14(1881)年に建立されました。

写真と巴水の作品と比べると、彼の卓越した描写力がよくわかるのではないでしょうか。

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【「身延山久遠寺」川瀬巴水(渡辺版画店、昭和5年)国立国会図書館デジタルコレクション 】

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