見慣れた町を、ある日突然SLが大音響とともに走り抜けたらびっくりしますよね!
そんなあり得ないような光景を、鳥越おかず横丁で見ることができるのです。
いつも地域の隠れた魅力をお届けする鳥蔵柳浅、今回は鳥越 おかず横丁(東京都台東区鳥越一丁目)で開かれるミニSLの試乗会をご紹介します。
【鳥越おかず横丁関連記事】その1:鳥越おかず横丁とは? ・ その2:鳥越おかず横丁のミニSL試乗会 ・ その3:おかず横丁のさんま祭り
おかず横丁のミニSL試乗会ては?
夏休みも最終盤の8月下旬の日曜日、昭和の香りが残る鳥越のおかず横丁の中を、ミニSLがシュッシュッポッポ、ゴトゴトと、轟音とともに走ります。
少し暑さも和らいだ夏の午後、いつもは静かなおかず横丁に、汽笛が鳴り響きわたり、道行く人を大いに驚かせていました。
おかず横丁のミニSL試乗会が開催されて、岩倉高校鉄道研究会の皆さんがミニSLを走らせてくれるのです。
商店街の中央に約70mに渡って線路を敷設、手作りのミニSLが運転手と乗客5名を載せて元気いっぱいに走る姿はまさに大迫力!
このミニSLは、1999年から岩倉高校鉄道研究会の皆さんが、ボイラーとピストンは危険なので外注したものの、足かけ10年もの月日をかけて製作された本格的なSLです。
自分たちの先輩方が、数代にわたって引き継ぎながら大切に作り上げた車体ですので、事前整備する姿にも深い愛着を感じずにはおれません。
整備が終わると、石炭をくべて水を補充、ボイラーを調整して発車いよいよです。
事前整備作業の時から興味津々で見守ってきた子供たちがさっそく乗り込むのを、保護者や町の人たちが一緒になって見守ります。
ちなみに、岩倉高校鉄道研究会のミニSL運航は、岩倉高校学園祭、下町っ子祭り、鳥越おかず横丁試乗会など、一年に5回だけとのこと。
そして生徒さんたちは、ミニSLを通して機械整備や保安・運航、乗客へのサービスなどを学ばれるのだそうです。
さすがは日本最古の鉄道学校(明治30年(1897)設立)の生徒さんたち、出発の合図もよろしく、手際よく見事にミニSLを運行するのでした。
ちなみに、ミニSL試乗会は人数制限があります(例年100名)ので、詳しくはおかず横丁( https://www.facebook.com/okazuyokotyou/ )のポスター掲示店にお問い合わせください。
2019年ポスター
いつもとは違うおかず横丁、しかも小さいとはいえ本格的なSL、子供たちだけでなく大人も大興奮で大満足のイベントです。
おかず横丁のミニSL試乗会は、みんなで夏の終わりの一日を、楽しく過ごす大切なイベントでした。
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