「裾野附近」川瀬巴水(昭和5年)

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【「裾野附近」〔部分〕川瀬巴水(渡辺版画店、昭和5年)国立国会図書館デジタルコレクション】

巴水は、生涯で50点を超える作品を描くほど富士山が大好きでした。

この作品は、富士山が夕陽を背に黒く浮き上がる姿をとらえて、不思議な雲と合わせて神々しい存在に描いています。

これと対照的なのが、暁に浮かぶ富士山を描いた「山中湖の暁」(昭和6年)です。

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【「山中湖の暁」〔部分〕川瀬巴水(渡辺版画店、昭和6年)国立国会図書館デジタルコレクション】

長く人びとの信仰を集めてきた富士山は、実に様々な顔をもっています。

巴水も 富士山の尽きせぬ魅力のとりことなった一人なのでしょう。

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【「裾野附近」川瀬巴水(渡辺版画店、昭和5年)国立国会図書館デジタルコレクション】

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