子供たちの絵って、びっくりするくらいユニークなものがありますよね!
そこで今回、地域の隠れた魅力をお届けする鳥蔵柳浅が、佐竹商店街で開催される「 ふくろうまつり街角ギャラリー ハガキ絵展覧会」をご紹介します。
ふくろうまつり街角ギャラリー ハガキ絵展覧会ってなに?
「ふくろうまつり街角ギャラリー ハガキ絵展覧会」は、佐竹商店街振興組合が主催、台東区後援の展覧会で、1999年から始まりました。
例年、11月中旬の約一週間にわたって正午から18時まで佐竹商店街特設会場(商店街事務所周辺)で開催されます。
どんな展覧会なの?
ハガキ絵展覧会では、地元の蔵前小・台東育英小・平成小の子供たちの応募作品のうち、入選作が展示されています。
子供たちの自由な発想から生まれた作品は、のびのびしていたり、意外性に富んでいたりと見ていて飽きがきません。
また、一般の部として大人たちの作品も展示されています。
なぜ ふくろう?
現在、町屋が建て込む佐竹の町では、ふくろうの姿を見ることはありません。
では、なぜ「ふくろうまつり」なのでしょうか?
それは明治時代中頃にまで時代をさかのぼります。
かつて江戸時代に久保田(秋田)藩佐竹家の上屋敷であったこの地域も、廃藩置県によって屋敷は明治政府に接収されてしまいました。
ちなみに、佐竹商店街の名も、この久保田藩佐竹家が基になっています。
佐竹家の上屋敷はあまりにも広大であったためか、明治政府により陸軍用地となった後も利用がすすまず放置されてしまいました。
そのためにすっかり寂れて、都心なのにフクロウが住み着いた、と言い伝えられるまでになります。
その後、高村光雲の見世物の大仏が作られたりした後次第に商店や町屋があつまって佐竹の町が形作られていきました。
この歴史にちなんで、佐竹商店街はマスコットを ふくろうにした訳です。
このような歴史を持つ佐竹商店街にとって、ふくろうまつりは商店街の文化祭のような雰囲気になっています。
そして現在、ふくろうまつりでは、ハガキ絵展覧会と抽選会が行われて地域住民の楽しみとなっているのです。
みなさんもぜひ、子供たちのハガキ絵作品を見に佐竹商店街に足を運んでみませんか?
佐竹商店街では、新年の初売りにはじまり、佐竹サマーフェスタ、秋葉神社大祭、ふくろうまつり街角ギャラリー、クリスマスセール、お楽しみ抽選会など、様々な行事が行われます。みなさんもぜひ、100年以上の歴史を誇る佐竹商店街に足を運んでみてください。
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