創業105周年記念の新作半纏 松根屋 その2

松根屋外観画像
夏を前に賑わう松根屋さん。現在でも団扇と扇子は大人のおしゃれに欠かせません。

地域の隠れた魅力を紹介する鳥蔵柳浅、前回に続いて今回は扇子と団扇の「松根屋」〔東京都台東区浅草橋2‐1‐10〕(https://matsuneya.jp/)をご紹介します。

【松根屋 目次】その1:松根屋とは?その2:創業105周年その3:素敵な団扇を作ってみよう! その4:扇子って何?⦅扇子の話①⦆その5:扇子って何に使うの?⦅扇子の話②⦆その6:扇子はどこで作る?⦅扇子の話③⦆その7:扇子はどうやって作る?⦅扇子の話④⦆

松根屋の新作半纏の画像

伝統的なものから最新のものまで、多種多様な扇子と団扇がそろう松根屋さん。


松根屋さんは4月で創業105年を迎えました。


これを記念して、お店のスタッフが着用する半纏を新調されました。

紺地に背中に大きく屋号ロゴ㋳、腰回りには扇紋をアレンジして配したレトロモダンな半纏です。


昭和30年代から保管されていた生地を使って仕立てたのだとか。
後ろ姿が鯔背です。

松根屋さんの店内には、様々な扇子はもちろん、かわいい団扇、伝統的な団扇など、様々な団扇も飾られています。

写真は浴衣地を張った団扇、浴衣生地のかわいさが見事に生かされた逸品です。

団扇を持つ美人画浮世絵(喜多川歌麿「夏の宵」)の画像
【喜多川歌麿「夏の宵」】 

江戸時代、団扇はおしゃれな女性のファッションアイコンでした。

鶯色の染めの着物に、褄下部分には折鶴紋を配して長襦袢をさりげなく見せて差し色をうまく見せています。

爪先立ったおしゃれ女子の右手は裾を気にする素振り、左手には少し大ぶりの団扇が良く似合っていますね。

当時人気だった小型犬と一緒におしゃれに着飾ってお出かけ、夕涼みにでも行くのでしょうか?

団扇と扇子は持つ人の仕草を優雅に見せることができる上に、気品あふれる大人の女性を演出してくれます。

松納屋看板の画像
【松根屋の看板。こちらもレトロモダンかつかわいいデザインになっています。】

また、素材すべてが自然由来の団扇と扇子は地球環境にもやさしく、電気を使わないことでも注目を集めています。

今度の夏は松根屋の扇子と団扇を使って あなたもECOでおしゃれに極めてみませんか?

この町には素晴らしいものを作る方、最上の技術を持つ方が多くいらっしゃいます。

例えば、和菓子団扇や茶筒、革製品革靴、クルミボタン、シャツ写真、日本刀研磨などなどです。

鳥蔵柳浅では、町の匠たちを応援しています。

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