地域の隠れた魅力をお届けする鳥蔵柳浅、今回は浅三防災訓練(浅草橋三丁目町会防災訓練)をご紹介します。
浅三防災訓練とは?
防災訓練とは何でしょうか?
それは、地震や台風・火災などの災害が発生した時の対応を体験して学ぶ行事です。
浅草橋三丁目町会(通称:浅三町会、東京都台東区浅草橋二・三丁目の一部)が毎年7月中旬の日曜日午前に開催する防災訓練は、主に子供たちを対象とした火災への対応を学ぶ内容となっています。
じつはこのイベント、毎年子供たちが心待ちにしています。
それはなぜでしょうか?
それは、子供たちの参加を促すために、浅三町会青年部のみなさんが子供たちの楽しめる企画を数多く実施されているからなのです。
浅三防災訓練の内容
それでは、実際の防災訓練の様子を見てみましょう。
防災訓練は、東京都台東区浅草橋二丁目台東育英小学校裏の道路を通行止めにして実施しています。
消防署と消防団による消火器のよる初期消火訓練や、起震車による地震体験のほか、消火栓を開放しての放水実演などが行われます。
このように、防災訓練は文字通り子供たちは火災や地震にどう対処するのかを学ぶ貴重な機会となっています。
子供向けのイベント
防災訓練に参加した子供たちには どんなご褒美が待っているのでしょうか?
プールをはじめポップコーンやかき氷、スイカなどのおやつ、さらにはお土産までもらえるのです!
そうです、訓練が終わると、いよいよ子供たちが心待ちにしていたイベントの開始となります。
まず、町会からポップコーンやかき氷などの屋台が出ています。
また、放水訓練で出た水を集めて即席のプールを作り、子供たちが水遊びを楽しむこともできるのです。
そして水遊びが終わったら、スイカなどのおやつをもらったうえに、お土産をもらって子供たちはみんなにこにこ上機嫌で家路につきました。
浅三防災訓練の魅力
浅三防災訓練は子供たちにとって、防災を学んで賢くなった上に思いっきり水遊びをしてお土産までもらえるという夢のようなイベントなのです。
実は、前日まで柳橋納涼盆おどりが行われていますので、子供たちにとって夏休み最初の楽しいイベントとなっています。
私が思う浅三防災訓練のすごいところは二つあります。
一つ目は、子供たちが待ちわびるほど楽しいイベントであることです。
防災訓練と言えば、町会役員だけが参加する面白くないイベントといったイメージがないですか?
だからこのご時世で多くの子供たちが喜んで参加するというのはものすごいことだと思うのです。
長年にわたって夏休みの最初に実施すると決めているので、子供たちは夏休みのお楽しみ計画の最初に予定を入れる習慣が定着しているのもうなずけます。
毎夏に楽しみながら防災訓練、子供たちの心に防災意識が刻み込まれるって素晴らしいと思いませんか?
きっと、夏休みのイベントに頭を悩ませがちなお父さんお母さん方も大いに助かっていることでしょう。
そして二つ目は、イベントの担い手についてです。
町会のイベントと言えば、お客さんとして参加しても裏方はしたくないといった風潮が蔓延していませんか?
そんな昨今にもかかわらず、このイベントは多くの町の大人たちが手作りしているのです。
先ほど触れたように、前日の深夜まで柳橋納涼盆おどりの片づけがあって、こちらの撤収に参加されている方も多いと耳にしています。
その地域への情熱に驚くとともに深く感謝せずにはおれません。
浅三防災訓練が終わるといよいよ夏休み本番、子供たちにとってこの夏休みが素晴らしいものになることを祈っています。
また、お母さん方、長い夏休みを頑張って乗り切りましょう!
そして何より、私はこの素晴らしい手作りのイベントが末永く行われることを心から願ってやみません。
私たちの町では、夏休みの子供たちに向けた様々なイベントが開催されています。柳橋納涼盆おどりに始まって、浅三防災訓練、みどり会縁日、甚内神社縁日、柳北おどり、鳥越おかず横丁ミニSL試乗会、佐竹サマーフェスタなどなど盛りだくさん、みなさんもぜひ参加してみてください。
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