前回は、娘たちと子供火の用心に参加したお話しでした。
その後も、大人の年末特別警戒に参加したところ、江戸の昔を思わせる興味深いものでしたので、これについてもご報告したいと思います。
【年末特別警戒 目次】①子供火の用心に行ってみました / ②火の用心に行ってみました
子供たちが帰った後も年末特別警戒は続きます。
大人たちが拍子木の音の後に「火の用心!」と声をあげて それぞれの町内を回っていくのです。
冷たい北風の中ですので 防寒対策をしていても凍える寒さ、ご年配の方も多く、大変な警戒となってしまいます。
厳しい気象条件もあって、近年は子供火の用心のみならず、大人の年末警戒を行わない町会もでてきているようです。
町内を回り終わった後は芯から体が冷えてしまいます。
そこで、凍えた体を温める意味で少しアルコールが入ると、差し入れなどもあって、ちょっとした宴会の様相を呈してきます。
はじめは戸惑ったのですが、古典落語『二番煎じ』でも似た光景が描かれていることを思い出しました。
これは江戸時代からの伝統行事で、地域のために働く人の忘年会、慰労会といった意味合いもあるのだと気づきました。
今夜もあなたがお住まいの地域でも夜回りをされている方々がおられるかもしれません。
みなさんもぜひ耳を澄ましてみてください。
そして、一度 夜回りをする体験にトライしてみてはいかがでしょうか。
【年末特別警戒 目次】①子供火の用心に行ってみました / ②火の用心に行ってみました
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