熟練の技と深いこだわり 岩槻屋星野 その2

前回は「岩槻屋 星野」〔東京都浅草橋4‐20‐9〕のお店についてみてきました。

今回は「岩槻屋 星野」のこだわりと熟練の技術について見てみましょう。

【目次】その1 岩槻屋星野さんとは?  その2熟練の技と深いこだわり  その3 この町を支えた豆菓子屋さん

岩槻屋星野さん店内の画像。
【岩槻屋星野さんでは自家製豆菓子とご主人の友人が手焼きしたせんべいがあります。せんべいも香り高く歯ごたえのよい逸品です。】

岩槻屋星野のこだわり

それは、豆はすべて自家焙煎で奥の工場でご主人が手作りしていることです。

新春一・二月頃、店先までたくさんのピーナッツが積まれ、工場ではご主人が朝から晩まで下煎りしています。

収穫して乾燥が終わったピーナッツ一年分を、この季節に手剥きして下煎りしてしまうのです。

冬とはいえ下煎り時の工場内はものすごい熱気になり、私がうかがった折は、気温差で湯気がもうもうと出ていました。

岩槻屋星野 店内風景の画像。
【岩槻屋星野さんの店内。さまざまな豆菓子とせんべいが並びます。】

岩槻屋星野 豆菓子の魅力

基本の煎り落花生は、シンプルな分、ご主人の腕が光る逸品です。

これほどの手間をかけてピーナッツを下煎りされる理由をお聞きすると、少し照れながらこう言われました。

「やっぱり風味が断然良くなるんだよね。特に香りが全然変わってくる、甘みも増すし、歯ごたえもいい。手間をかけただけ、おいしくなってくれる。」

かくいう私も、岩槻屋星野さんの豆菓子を食べたとき、ピーナッツ本来の甘みや食感をすっかり忘れていたこと気付かされたのでした。

それだけに、驚きと再発見の喜びが大きかったのを思い出します。

岩槻屋星野の塩いり豆とバタピーの画像。
【 岩槻屋星野さんの豆菓子は、バターピーナッツ、わさび豆と、すべて手剥き豆は、香り歯ざわりとも最高です。 】
岩槻屋星野さんののれんに染めたお店のロゴマークの画像
【岩槻屋星野のお店。のれんにあるロゴマークはご主人が考案したもの。 】

ここまで岩槻屋星野のこだわりを見てきました。

次回では少し見方を変えて、私たちの町と豆菓子のステキな関係についてみていきたいと思います。

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