柳北おどりってなに?
柳北おどりは、台東区の柳北スポーツプラザ(旧柳北小学校:東京都台東区浅草橋5丁目1-8)で開催される盆踊りです。
8月20日前後の金曜日と土曜日の二日間にわたって、午後6時30分から盆踊りが行われます。
柳北とは、会場になっている旧小学校の名前、柳北小学校からきているのですが、これについては後ほど。
地域では、柳ばし盆おどりとともに、夏の一大イベントとして みんなが心待ちにしてる行事なのです。
グランドの中央に櫓を組んで、櫓の上で数名が踊り、さらに櫓を取り囲むように大きな輪を二重三重につくってみんなで踊るのです。
踊るみなさんが町会ごとや踊りのグループごとに揃いの浴衣を着て優雅に団扇を使う姿は、華やかさの中に風流を感じさせてくれます。
屋台はどんな感じ?
会場の周りには、綿菓子や焼きおにぎり、ポップコーン、鳥唐揚げ、フランクフルト、揚げタコ焼きなど、様々な手作りの屋台が並んでいます。
じつは、これら屋台は参加町会などの地域の方々によって運営されているので、100円~数百円という子供たちでも安心して買える価格のお店ばかりでした。
ですので、屋台周りを楽しむ子供たちの姿が、そこここにみられました。
また、町会の屋台を手伝う地元の子供たちも多く、子供たちの売り声が響くところなどは地元密着感と手作り感が強く出て、大変ほほえましいところです。
「柳北」の意味は?
柳北おどりの「柳北」とは、前にも述べたように会場となっている旧柳北小学校の名前に由来しています。
この柳北小学校は、育英小学校と統合されて台東区立台東育英小学校となって、現在は無くなってしまっています。
そして柳北おどりは、 かつての柳北小学校の校区内に位置する七つの町会が主催して行い、周辺の町会や各種団体が後援・協賛して盛り上げているのです。
ではなぜ柳北おどりを開催しているのでしょうか?
それは、かつて柳北小学校を中心に活動してきた地域のコミュニティーを維持・再生することを願って始められたのです。
こうして始まった柳北おどりも、令和元年で第23回を数えるまでになって、すっかり地域の夏のイベントとして定着しました。
旧柳北小学校の校舎とは?
ちなみに柳北おどりの会場となっている旧柳北小学校の校舎は、関東大震災の復興建築です。
窓枠など一部改変されているものの、竣工当時の雰囲気を色濃く残す名建築で、「復興小学校」の一典型なのです。
また、廃校から二十年近くたった今でも、卒業生を中心に、折に触れて地域住民の誇りと愛着を強く感じるのには驚かされます。
個人的にはこの名建築をまじかに見られる機会としても、毎年柳北おどりを心待ちにしているのでした。
みなさんもぜひ、夏の終わりの一大イベント、柳北おどりをのぞいてみませんか?
私たちの町では、夏休みの子供たちに向けた様々なイベントが開催されています。
柳橋納涼盆おどりに始まって、浅三防災訓練、みどり会縁日、甚内神社縁日、柳北おどり、鳥越おかず横丁ミニSL試乗会、佐竹サマーフェスタなどなど盛りだくさん、みなさんもぜひ参加してみてください。
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