【大嘗宮見物記 目次】その1:はるかなる大嘗宮への道 ・ その2:驚きの連続、大嘗宮 ・ その3:名残惜しい大嘗宮
嬉しいことに、今上天皇陛下が無事即位されて、令和の時代が始まりました。
そこで、先日行われた大嘗祭の舞台となった大嘗宮が令和元年12月8日まで公開されていると聞き、早速見物に出かけることにしましたので、その見聞記をお届けしたいと思います。
11月26日は朝からあいにくの雨、しかも真冬並みという寒さでした。
気候に恵まれないせいか、東京駅から坂下門前までは並ぶこともなく順調でしたが、日和がよければこの時点ですでに並ぶ状態だと耳にしたところ。
警備では激しい混雑を想定しているようで、和田倉門から入っても直進できず、二重橋前まで皇居外苑を200mほど南下してぐるりと坂下門前の手荷物検査ゲートまでの回り道です。
まわりを見ると、見たことがないようなものすごい量のカラーコーンとバーが用意されていましたので、混雑時には幾重にも折れて行列することになると思われます。
警備の方の話では、ゲート通過までに数時間を要することもあるとのことでした。
そのためか、仮設のトイレはもちろん、授乳室までもが用意されているのは驚きです。
月見櫓(西から)とビル群 月見櫓(南から)
ようやくたどり着いたチェックゲートで、結構しっかりと手荷物検査を受けたのちに、金属探知機のチェックを通ると、ようやく坂下門の前に到着しました。
ここから緩やかな坂を上って、坂下門の巨大な桝形を通過すると、皇居宮殿の南端が少し見えます。
この光景は、テレビで見たことがあるとちょっと興奮したものの、もちろんこれ以上新宮殿には近寄れそうもありません。
そして順路に沿って宮内庁庁舎の前を通り、蛤濠に沿って回り込むようにしばらく歩くと、立派な三階櫓が立ちふさがるようにそびえたっているのが目に飛び込んできました。
これが名高き月見櫓、ここから先が江戸城本丸になっているのです。
さらにどんどん歩いて、百人番所から大番所と虎口を抜けて急な坂を上りきると、ようやく本丸跡の芝生広場が見えてきます。
ここから遠望すると、大嘗宮が設営されているのが見渡せて、多くの人で賑わっているのが確認できました。
私たちは少し渋滞したくらいでここまで30分ほどで来れましたが、普段は3時間以上かかると教えてくれる方もいて、驚きつつも幸運に感謝です。
ここまで大嘗宮までの道のりを見てきました。
次回では、いよいよ大嘗宮をじっくりと見ていきたいと思います。
【大嘗宮見物記 目次】その1:はるかなる大嘗宮への道 ・ その2:驚きの連続、大嘗宮 ・ その3:名残惜しい大嘗宮
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