クリスマス・ミサの後半です カトリック浅草教会②

前回見たように、驚きの連続だったクリスマスのミサも、いよいよ後半に入ります。

カトリック浅草教会のクリスマス 目次①クリスマス・ミサに行きました②クリスマス・ミサの後半です

カトリック浅草教会の外観画像。
【カトリック浅草教会】

神父様の説教に続いて、共同祈願が行われます。

共同祈願というのは、信者の中から選ばれた方が、ご自分で考えられた祈願文を朗読されて、それに続いて参加者が祈りの言葉を唱えるものです。

信者らしき老紳士が、祈りの文が読み上げられました。

奉納祈願があったのち、信者同士でクリスマスのお祝いを言い合います。

なんだか気恥ずかしくてうつむいてしまいましたが、周りの方がやさしく声をかけてくださって、ちょっと気恥ずかしくも嬉しい気分になったのでした。

聖体拝領に先立って、ベトナム人技能実習生の二人の若者がワインとパンを堂内に運んできました。

これを、祭壇前で神父様が受け取って、いよいよ聖体拝領が始まります。

驚いたことに、神父様が突然歩き始めたではありませんか!

普通に歩いて立ち止まった先には・・・歩くのが辛そうな年配のご婦人がおられます。

この女性に聖体拝領を行い、またすたすた、今度は車いすの重い障害のある方の基へ、そして次は車いすの年配女性のところです。

「困難にある方に寄り添う」そういえば、先日来日された教皇様がそんなことをおっしゃっていたような気がします。

この神父様は、それを先から実践されているようです。

聖体拝領が始まってしばらくして、隣の人に続いて私も列に並び、先に神父様が教えてくださったとおり、神父様の前で合掌して頭を下げると、祝福してくださいました。

もちろん、信者の方々は丸い板状のパンをいただいています。

参加者の静かな興奮と歓喜に包まれながら、開始から約1時間でミサは終了となりました。

浅草教会のライトアップされた前庭の画像。
浅草教会のライトアップされた前庭

それにしても、あの神父様、細やかな気遣いといい、よく通る良い声といい、私のことを入れ込むオリジナルの説教を即興されるなど、只者ではないと思うのです。

記憶を頼りにネットで調べると、晴佐久昌英神父という方で、著作多数、説教がYouTubeでアップされるなどファン多数、一部ではカリスマ神父とも称されている人物だと分かりました。

ものすごい情熱と熱量で、近くに来られた時は圧倒されそうになったのを思い出しました。

それにしても、すごい人がこの地域にいたものだと、大いに感心したところです。

浅草教会のステンドグラスの画像。
【浅草教会のステンドグラス】

カトリック浅草教会とは?

カトリック浅草教会〔東京都台東区浅草橋5-20-5〕は、江戸時代初めに起こった殉教の聖地に建っています。

現代の聖堂は、昭和62年(1987)竣工で、建築景観賞(平成4年)を受賞した現代建築の白眉、前の教会御堂から受け継いだ1929年ジャック・グリューベール工房作のステンドグラスは秀逸です。

クリスマス期間中は、聖堂の前庭がライトアップされています。

その中心はイエスキリストの降誕場面、青く光り輝く情景は神秘的、さらにここから前庭、さらには入り口にまで広げられたLEDの灯りは幻想的で必見です。

ここでも自分の物見高さを申し訳なく思うとともに、そんな私を温かく迎えてくださった晴佐久神父やカトリック浅草教会のみなさんに、深く感謝申し上げる所です。

みなさんも晴佐久神父様のお話しを聞きに、カトリック浅草教会へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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