金色の東京(その1) 山吹色に染まる街

東京を代表する植物と言えば?

桜、ケヤキ、朝顔、ナデシコ・・・いろいろな植物の名があがることと思います。

しかし、私がもっとも東京らしいと思うのは銀杏!

なんといっても、街中の景色が、まるで魔法がかかったかのように黄金色へと変わる、この季節が私は大好き。

ちなみに、文豪・島崎藤村も東京らしい光景として激賞していますし、東京都のマーク(都章)にも選定されたうえに、都民意識調査でも、桜を抑えて堂々の一位なのです。(「東京と銀杏の素敵な関係」参照)

そこで今回は、私たちの町周辺でステキな黄葉が見られるスポットをご紹介して、晩秋の町の魅力をお伝えしたいと思います。

【金色の東京】①山吹色に染まる街 (丸の内行幸通・浜町公園) ②冬の訪れを告げる色 ・ ③東京と銀杏の素敵な関係

青空と銀杏の黄葉の画像.
【青空と銀杏の黄葉。陽の光に輝く銀杏の葉は、まさに山吹色です。】

冬の初め、東京の街は見事なまでに黄色に染まります。

この季節は町が黄色に染まり、美しさが際立つ季節になっています。

そこで今回は、地域と周辺の黄葉スポットを巡ってみましょう。

             ☆

丸の内・行幸通り(東京都千代田区丸の内1丁目・2丁目と皇居外苑)

東京の黄葉で一番有名なのは明治神宮外苑ですが、東京丸の内も勝るとも劣らない見事な黄葉が見れるポイントです。

東京駅から皇居の和田倉門まで一直線に伸びる行幸通りには見事な銀杏並木があって、春の新緑、初冬の黄葉、クリスマスのイルミネーションと季節ごとに装いを変え、ビジネスマンだけでなく皇居観光の人々に人気があります。

丸の内のビル群や、皇居をバックにみる黄葉は、近現代的東京を象徴する景観ですので、ある意味東京らしい、東京でしか見ることができない絶景なのです。

               ☆

浜町公園(東京都中央区浜町2丁目)

黄葉した浜町公園の銀杏並木の画像。
【浜町公園の銀杏並木】

浜町公園(東京都中央区日本橋浜町二丁目)の銀杏並木でも素晴らしい黄葉が見を堪能できます。

明治座の南から浜町公園入口までの明治座通りの120mには見事な銀杏並木が整備されていて、石畳とマッチした秋らしい、ちょっと洋風な景観が楽しめるのです。

ですので、地元のみならず写真家の方々が撮影に来られる人気の黄葉スポットとなっています。

この浜町公園は関東大震災からの復興に伴って1929年に開園した都市公園、歴史があるので公園内には大きな木が多く、地元住民の大切な憩いの場として大切に守られているのです。

かつて熊本藩細川家下屋敷だったころからの古木もあって、園内では黄葉だけでなく、モミジやカエデなどの紅葉も楽しめるポイントとなっています。

ここまで近代的都市空間で味わえる黄葉ポイントをご紹介しました。

次回では、町の暮らしに溶け込んだ黄葉ポイントをご紹介したいと思います。

金色の東京 目次①山吹色に染まる街(丸の内 行幸通り・浜町公園) ②冬の訪れを告げる色 ・ ③東京と銀杏の素敵な関係

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