フルオーダーシャツの幸福  シャツ工房オーダーファン オカダヤ

地域の隠れた魅力をお届けする鳥蔵柳浅、今回はシャツ工房 オーダーファン オカダヤ(東京都墨田区両国2‐18‐17)(www.myfavorite.bz/okadaya/pc/index.html)をご紹介します。

オーダーシャツのオカダヤ外観画像。
【オカダヤの外観。素敵なシャツが並びます。】

フルオーダーシャツってどんな服?

シャツの生地から形、ポケットの数や大きさ、裾や襟の形など、自分の好みに合わせて選んで作るシャツです。

丁寧な採寸により、着る人にぴったりとフィットした仕上がりになります。

オーダーした方によると、オカダヤさんで作ったシャツは体にぴったりフィットしているので疲れにくく、着ていて気持いいのだとか。

「着ると幸せな気分になれる」のだそうです。

私は、袖の長さや裾の長さなど部分的にサイズが合わないことがよくあって、ストレスを感じるので ちょっとうらやましい気がします。

オカダヤはどんなお店?

オカダヤさんは、創業80年のフルオーダーシャツの工房で、現在のご主人は三代目です。

初代が日本のモダンファッションの中心だった神戸で、10年以上英国直輸入のシャツ作りを修業したあと当地で開業、以来シャツ作りの伝統にこだわってきました。

現在も扱う生地はイギリスとイタリアを中心とする欧州産のものがほとんどで、今となっては貴重となった正統派スタイルのシャツを高い技術でフルオーダーメイドしてくれるお店です。

オーダーシャツはどうやって作るの?

それではシャツをオーダーする方法を見てみましょう。

まず、好みの生地を選びます。

店内にはたくさんの美しい生地があって目移りしてしまいます。

迷った時には、ぜひオカダヤさんに相談してください!

最近の流行や、あなたが求める機能、あなたにお似合いの色や模様などからおススメの生地をいくつか選んでくれるので安心です。

私はいつもエレガントで素敵な生地を進めてくれるので、生地選びはいつもオカダヤさんにお任せしています。

オカダヤ店内のシャツ見本の画像。
【オカダヤさんの店内。たくさんの生地と上段には襟と袖の見本が並んでいます。】

次は採寸です。

ご主人がとても丁寧に作業してくれますし、女性には奥様が対応してくれるので安心です。

私もオカダヤさんの採寸で、左右の腕の長さが違うことを初めて知りました。

サイズが分かれば、今度はシャツの形を決めましょう。

選ぶ生地や体形によって似合うデザインが変わってくるのですが、それもオカダヤさんが丁寧に教えてくれます。

シャツのデザインは、全体の形、襟や袖の形、ポケットの配置や形・大きさと数などの要素がありますが、オカダヤさんが調和のとれた素敵な形をいくつか提案してくれるので、その中から選ぶと安心です。

これでオーダー完了です。

オカダヤの店内の画像。
【この棚の中の生地はイギリス製が多いようです。
周りのシャツ見本と発送前の製品は素敵なシャツばかりです。】

そして注文してから約二週間でシャツが出来上がります。

出来上がったシャツは、お店まで取りに行くのはもちろん、送ってもらうこともできます。

価格は生地によって変わりますが、私が薦められるものは15,000円~25,000円のものが多いです。

シャツの修理

注目すべきなのは、シャツが痛んでくると修理もお願いできる点です。

料金はかかりますが、襟と袖部分を代えることができるので、お気に入りのシャツを長く楽しむことができます。

井上探景「江戸名所帖 吾妻橋」(明治20年(1888) 国立国会図書館デジタルコレクション)の画像。
【井上探景「江戸名所帖 吾妻橋」明治20年(1888) 国立国会図書館デジタルコレクション
この頃になると、東京にも洋装の男性が見られるようになります。】
オカダヤさんの名刺の画像。
オカダヤさんの名刺。
「お誂えシャツ専門」というのが素敵です。
シャツの絵やロゴのも歴史を感じます。

オーダーシャツを着る幸

最初にも書きましたが、両国という土地柄もあってオカダヤさんには角界のおしゃれな親方衆など、熱烈なファンが多くおられます。

ファンの一人に聞くと、欧州産の生地と体にぴったりと合ったシャツは、着ていて気持ちよく、疲れにくいのだとか。

みなさんもオーダーシャツでこの夏をおしゃれに極めてみませんか?

私たちの町には革製品など様々なものをフルオーダーで作ってくれる匠のお店が沢山あります。そんなお店をぜひのぞいてみてください!

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