クリスマスの礼拝に行ってみました 浅草 聖ヨハネ教会①

本物のクリスマスを体験したい!と思い立ちました。

そう、私たちの町には、国の登録文化財となっている名建築の浅草 聖ヨハネ教会と、殉教の聖地・カトリック浅草教会という長い歴史を持つ教会があるのです!

そこで今回、浅草 聖ヨハネ教会〔日本聖公会:東京都台東区蔵前2-7-6〕の降誕日前夕の礼拝に参加してきましたので、レポートをお届けしたいと思います。

浅草 聖ヨハネ教会のクリスマス 目次①クリスマスの礼拝に行ってみました②降誕日前夕の礼拝が終わって

12月24日㈫19時からキャンドルサービスが開催されましたが、現地到着は少し遅れて、19時40分ごろでした。

入っていいものか玄関前で悩んでいると、やさしい感じの年配女性が私に気付いて声をかけてくださり、案内してくれました。

案内の女性に続いて重厚な門をくぐり階段を登ると、聖堂の入り口が見えてきます。

扉を開けると・・・中は真っ暗!先ほどの女性がお世話役の女性を呼んでくださり、聖堂の中に入ることができました。

青銅入り口で、ライトで手元を照らしながら、私は礼拝の式次第とロウソクを手渡されて、空席を探します。

列席者から前の方にある空席を進められて、そこに席を決めました。

照明が落とされた堂内には、ロウソクの灯りがゆらめいて、厳かな雰囲気、少し緊張しつつ着席したのです。

灯りのともる教会の入り口の画像.
【灯りのともる教会の入り口、いつも入り口は開かれています。】

いただいた降誕日前夕の礼拝式次第によると、式はだいぶ進行しているようです。

どうやら、朗読が終わって、これから聖歌 第82番を参加者全員で歌うところ。

ロウソクの灯が揺らめく中、オルガンの演奏が重くご御堂内に響きわたります。

この聖歌を知らない私は小さくなって聞いていましたが、暗闇に祭壇のロウソクと参加者の灯が浮かぶなかでの聖歌の合唱は、幻想的で深く心にしみるものでした。

続いて『新約聖書』ヨハネによる福音書 第1章1-14節の朗読、聖歌 第74番合唱へと進みます。

この聖歌は「きよしこの夜」として知っていましたので、音痴の私にも歌うことができました、ただし遠慮して小声で。

ロウソクの揺らめく光と、パイプオルガンの響き、参列者の合唱と、非日常的な体験の中で、次第に頭の中に快楽物質がめぐってきたのか、心地よい気分にトランス状態に入りそうになっています。

そうこうしているうちに聖歌が終わって、照明がつけられました。

聖堂内部の画像。
【聖堂内部。シンプルで美しい聖堂です。】

続いて説教(クリスマスメッセージ)が始まりました。

説教者の女性は声楽を修められたのか、よく通る美声をお持ちで、大変聞きやすく耳に心地よくさえあります。

説教は東方三博士の礼拝を引きながら、「いかなる時も神を信じ、自ら行動するものにこそ神様からの助けがあるのです。みなさんも神を信じ行動しましょう。」というものです。

異教徒の私にも分かり易く、考えるところの多い説教でした。

説教の後に、散会後に1階のホールで簡易なパーティーを行う旨の説明があり、信徒信条(「ニケア信経」というもの?)をみんなで唱えます。

それから、聖歌が流れる中で献金があります。

信者の方二人が、底に布を敷いたザルをそれぞれ持って、二手に分かれて堂内を回りって来られたので、これに献金を入れました。

金額は志納で自由、見ている範囲では数百円から千円程度の方が多いようです。

最後に、みんなで聖歌 第91番を合唱します。

これは「グロリア」という曲?で音楽に疎い私でもうっすら知っている曲で、なんとか一緒に歌えました、やっぱり小声ですが。

式は約1時間40分で終了しましたが、私が参加させていただいたのは約1時間。

こうして全く信心を持ち合わせない私も、なんだか心が洗われたような心持になった、浅草聖ヨハネ教会の降誕日前夕の礼拝でした。

次回では、礼拝後の参列者交流会についてお届けします。

浅草 聖ヨハネ教会のクリスマス 目次①クリスマスの礼拝に行ってみました②降誕日前夕の礼拝が終わって

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