娘とたまたま入った全日本ロボット相撲大会。
ところが、前回見たように予想外に面白く、夢中になって見入ったのでした。
そこで今回は、私が見た勝利の秘訣についてみていきたいと思います。
【全日本ロボット相撲大会 目次】 その1:ロボット相撲大会ってなに? ・ その2:熱きロボット力士の戦い ・ その3:ロボット相撲には熱いドラマがあった! ・ その4:イベントだけでも大満足
まばたき禁止!
娘と夢中になって観戦したロボット相撲大会、その奥深さに親子ともども大興奮です。
対戦は、スピードと力を武器に進む「突き押し」タイプの作戦をとるチームが多いこともあって、一瞬で勝敗が決まるものが大半です。
目にも止まらぬ速さなので、気づけば一方が場外に飛ばされている、といった感じなので、瞬きもできません。
しかし、会場の巨大スクリーンに映されたスローを見ると、立ち合いで微妙な変化をつける力士が多く、ここでテクニックの重要性に気が付かされるのです。
また、立ち合いでは力士の重量が3㎏とは思えないほどのぶつかり音が響きわたり、私は大いに驚きました。
やっぱりチーム力がものを言う
このような激しい対戦で、試合ごとにロボット力士は傷み、壊れていきます。
見れば、補修の跡も痛々しいがあったり、激戦の後に傷だらけの期待を見て涙ぐむ若者の姿があったりと、見ているこちらが胸が痛くなるようなシーンも多くありました。
また、試合直後から傷んだ機体をチームが総力を挙げて瞬時に直す技もまた見ものです。
舞台裏ではきっと次の対戦相手に合わせてセッティングを調整したりするのでしょう。
力士の性能や選手にばかり注目しがちですが、チームが一丸となって戦わなければ二日間を戦い抜くことはできないと思われます。
ですので、会場からは見えにくいですが、チームワークが何より大切なのでは、と推察しました。
全日本ロボット相撲大会の魅力
選手たちが対戦する相手とは 国や年齢、言葉や宗教が違うことも多々あります。
そして何より、これらの壁を越えて競い合う姿は感動すら覚えたのです。
「競技を通じ、ロボティクスで重要な、機械、電子制御、ソフトウェアの基礎・基本を総合的に習得できるだけでなく、大会は研究意欲の向上と創造性発揮の貴重な晴れ舞台となっています。」
主催者資料からの抜粋ですが、まさに「晴れ舞台」、直径1,540㎜の土俵にかける選手たちは輝いて見えたのでした。
【全日本ロボット相撲大会】 その1:ロボット相撲大会ってなに? ・ その2:熱きロボット力士の戦い ・ その3:ロボット相撲には熱いドラマがあった! ・ その4:イベントだけでも大満足
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