日本刀ってかっこいいですよね!
地域の隠れた魅力をお届けする鳥蔵柳浅、今回は少し足を延ばして「大刀剣市」に行ってみました。
このイベントは、我が町が誇る研師 長岡靖昌先生のおススメ、行ってみると日本刀の魅力と人気はものすごく、会場は異様なまでの熱気に包まれていたのです!
それでは会場の様子をレポートしましたので、ご覧ください。
【長岡日本刀研磨所 目次】①長岡日本刀研磨所に行ってみました / 番外編:1「大刀剣市」に行ってみた / 番外編:2「新春浅草刀剣まつり」に行ってみた
全日本刀剣商業協同組合主催「大刀剣市2019」は東京美術倶楽部(東京都港区新橋6-19-15)で11月1日~3日の三日間、開催されました。
会場は新橋駅から歩いて15分、地下鉄大門駅から10分ほど、近くには東京タワーのある芝公園があります。
初日のお昼前に到着すると、会場はすでに多くの人でごった返していました。
入場料2,100円(重厚なカタログ付き:3日間使用可能)を支払って会場に一歩足を踏み入れると、ものすごい熱気です。
お客は壮年の男性が主流ですが、外国の方も多い印象を受けました。
そしてなにより、お客さんたちが刀を見る真剣なまなざしと、ものすごい熱意に驚きを感じずにはおれません。
私が見たところ、みなさん日本刀が大好きなようで、目が少年のようにキラキラと輝いているではありませんか!
会場に足を踏み入れた私は、どうしてよいのかさっぱり分からず、会場内の山城屋さんに長岡先生が居られるとの情報を思い出してことで行ってみましたが、あいにくの不在。
仕方なく会場をぶらぶらと見ていると、 会場内の食堂スペースで長岡先生に声をかけていただきました。
長岡先生がおっしゃるには、「来場者の大半が日本刀を見に来た人です。
少数ですが、この機会に自分の持っている刀の状態を見てもらう常連さんもおられます。」
なんと嬉しいことに、日本刀を見るだけでもOK、これを機会にいろんな刀を見て、ぜひ日本刀が好きになってもらいたいとのことです。
「でも、実際に自分で一本持ってみると、刀の見え方が全く変わってきます。」
うーん、でも銃刀法とかで持つのに手続きとかいるんじゃないですか?とお聞きしました。
そしたらなんと、日本刀は美術品なので実は購入や所持は簡単、ほかの美術品とほぼ変わらないのだそうです。
外国人のお客さんが多いですね、と訊いてみると、特に近年増えているとのこと。
「彼らは本当によく勉強していて、刀の扱いも日本人よりわかっているな、という人が多いんですよ。」
まさに日本刀に惚れ込んだら国境は関係ないのだと感心しつつ、そういう人がもっと増えてくれると なんだか嬉しい気がします。
それから長岡先生おススメの銘入れサービスを見学、これは現役の刀匠がプレートに依頼主が選んだ言葉を彫り込んでくれるというサービスです。
さすがは刀匠、ものすごい迫力、空気が引き締まるのを感じずにはおれません。
私は日本刀には全く無知なのですが、写真撮影や説明をお願いしてもみなさんにこやかで丁寧な対応をしてくださって、とても勉強になりました。
会場に来られたお客さんが「三日間、毎日来ても20時間、全部見切れないよ」という会話を耳にしたときは驚きましたが、重要美術品の名刀から刀の鍔まで、様々な刀剣類があるので見ていて飽きないのは大いに納得です。
「大刀剣市」は日本文化の極み・日本刀について手軽に学べる貴重な機会でした。
みなさんも一度、日本刀に触れてみてはいかがでしょうか?
【長岡日本刀研磨所 目次】①長岡日本刀研磨所に行ってみました / ②日本刀を手に入れるには? / ③日本刀を日本国外に送る方法 / ④中学生日本刀入門講座を開催しました / ④休眠していた日本刀を見てもらいました /⑤親子日本刀入門講座を開催! / 番外編:1「大刀剣市」に行ってみた / 番外編:2「新春浅草刀剣まつり」に行ってみた
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