浅草酉の市のレポート、前回は境内にようやく突入するまでをお届けしました。
今回は引き続き、賑わう鷲神社境内の様子をレポートしたいと思います。
【浅草 酉の市 目次】その1:浅草に酉の市が来るまで ・ その2:浅草に酉の市がやってきた! ・ その3:浅草 酉の市とは? ・ その4:酉の市参拝記① ・ その5:酉の市参拝記② ・ その6:酉の市参拝記③ ・ その7:酉の市参拝記④
気になる富くじ
露店の一角に富くじがありました。
そのシステムはというと、箱の中に番号を書いた木札が入っており、それを先が銛になっている破魔矢で着くという古風なものです。
売り子の巫女さんの笑顔もあって、お客が次々と富くじに挑んでいきます。
そしてその周りには見物客が取り囲んで、かたずをのんで見守っているのでした。
たしかに、くじって気になって見ちゃう事ありますよね!
まずは女性客、続いて子供連れが勢いよく突きますが、残念ながらはずれです。
でもなぜか、はずれた人も、見守る人も笑顔なのが、私までなんだかうれしくなったのでした。
どんな熊手があるの?
鷲神社の境内に所狭しと並ぶ縁起物の熊手を売る屋台、天井まで飾られた熊手を見ていると、なんだか覆いかぶさってくるような圧迫感を感じずにはおれません。
よく見ると、飾り物はもちろん、飾りの形式がお店によって異なっているのに気づきました。
竹に笊、笊の中にお多福と縁起物飾りという昔ながらなもの、全体が真っ黒なもの、笊ではなくしめ縄になっているものや檜扇になっているもの、はては藁飾りの中に宝船や兜を飾るものまでみられます。
思い切ってお店の人に聞いてみると、縁起物やその飾り付に決まったルールはないのだとか。
つまりはお客さんが、これは縁起が良い、来年は福が来そうだ、と思うものだったら大丈夫、ということのようです。
そんなわけで、縁起物や飾りつけにも年によってブームがあるというから驚きです!
このあたりの自由さがまた東京らしい、などと私は思うのです。
ここまで鷲神社に並ぶ屋台をぶらぶらっと見物してきました。
次回は少し場所を移動して、隣の長国寺の酉の市を見ていきたいと思います。
【浅草 酉の市】その1:浅草に酉の市が来るまで ・ その2:浅草に酉の市がやってきた! ・ その3:浅草 酉の市とは? ・ その4:酉の市参拝記① ・ その5:酉の市参拝記② ・ その6:酉の市参拝記③ ・ その7:酉の市参拝記④
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