酉の市ってなに?
そもそも鷲をどうして「おおとり」って読むの?
この辺りの疑問は前回や前々回を参照していただくとして、今回は不思議が一杯の酉の市に行ってきましたので体験記をお届けします。
【浅草 酉の市】その1:浅草に酉の市が来るまで ・ その2:浅草に酉の市がやってきた !・ その3:浅草 酉の市とは? ・ その4:酉の市参拝記① ・ その5:酉の市参拝記② ・ その6:酉の市参拝記③ ・ その7:酉の市参拝記④
酉の市は、旧暦の11月の酉の日を祭日として鷲(大鳥)神社で行われている祭りで、江戸を中心とする地域に分布している江戸の代表的な年中行事の一つです。
その中心が浅草 鷲神社(おおとり じんじゃ)(東京都台東区千束3-18-7)です。
地域のお店や会社の方も、よく鷲神社に縁起物の熊手を毎年買いに行くと耳にします。
そこで今回は、鳥蔵柳浅エリアから北に約2㎞の鷲神社と長国寺の酉の市へ行ってみました。
鷲神社までは公共交通機関が無りませんが大きな熊手を持って帰ることもあり、自家用車やタクシーで、という人が多いようです。
中には、福がよりかき集められるからと、往復ともに30分以上も歩くという方にお出会いしたときには、樋口一葉「たけくらべ」の一節を思い出さずのにはおれません(「浅草に酉の市がやってきた!」参照)。
ちなみに、二の酉の11月20日は絶好の晴天だったこともあり、私は自転車で行くことにしました。
鷲神社に到着した午前10時、神社の周辺は早くも多くの人が集まって賑わいを見せています。
そして鷲神社の門を写真に撮る方が多数くおられて、中には外国人とおぼしき方もおられるようです。
確かにこの光景は、今ここでしか見れないものなのでしょう。
私もさっそく門をくぐってまずは本殿を目指すことにしました。
参道の両脇には縁起物の熊手を売る露店が軒を連ね、威勢の良い売り声や、お客が買い上げた後の手締めの声があちこちから響きます。
中門付近からは本殿まで、参拝の行列が長くのび始めているようです。
聞けば参拝まで30分ほど並ぶということなので、まずは周辺を回ることにしました。
縁起物の熊手を売る露店は、境内と参道だけでなく普段の駐車場スペースにまでぎっしりと並び、二重八重と参道を取り囲んでいるのでした。
有名店や有名人が売約した立派な熊手が 露店の店先に目につくように掲げられています。
値段を聞いてもはっきりとは教えてくれないのですが、中には数十万円するものもあるようで、さすがにこれには驚きを隠せません。
「江戸っ子の見栄っ張り」と言っていた人がいたのを思い出したのでした。
【浅草 酉の市】その1:浅草に酉の市が来るまで ・ その2:浅草に酉の市がやってきた! ・ その3:浅草 酉の市とは? ・ その4:酉の市参拝記① ・ その5:酉の市参拝記② ・ その6:酉の市参拝記③ ・ その7:酉の市参拝記④
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